赤ちゃんも9ヶ月になると離乳食も後期がスタートし3回食にすすんでいる頃。
上下にかわいい歯も生えてきて食後の歯磨きをさあスタート。
でも虫歯にさせたくない一心で歯磨きをかんばるものの子供は大暴れ・・・。
嫌がって歯磨きをさせてくれない場合、本当にへこみますよね。
もしかしてこのまま虫歯になっちゃうの!?と不安になってしまいます。
今回は3回食が始まるタイミングの9ヶ月頃の赤ちゃんが歯磨きを嫌がる場合にどうすればいいかをお話ししますね。
歯磨き大好き!とまではいかなくても素直にお口を開けてくれるやり方やコツもお伝えしていきます。
赤ちゃんが歯磨きを嫌がる原因9ヶ月編
9ヶ月というとまだ言って聞かせたり、言うことを聞いてくれるという時期ではありませんよね。なんとなくわかってくれている感じはしますけど、まだ自分のやりたいことをやりたい時期。
ママやパパが食後の歯磨きをしようね〜!といざ赤ちゃんをひざの上に乗せた瞬間、歯磨きされることを察知して大泣きジタバタ大暴れというお子さんもいます。
歯磨きのたびに赤ちゃんが大暴れ!?歯磨きを嫌がって大泣きする理由
まだじっとしていられない時期なので一定の姿勢、特にこの時期の赤ちゃんは仰向けを嫌がりますよね。おむつ替えもじっとしていないことが多くないですか?歯磨きも一緒です。
とはいっても歯磨きも大事!
覚悟を決めて、なんとかなだめながら赤ちゃんをおひざにゴロン。
さあ歯磨きしますよ〜!と赤ちゃんのお顔を覗き込むその表情「怖い顔」になってませんか?実は下から人の顔を見るとけっこうホラーな顔になっていることが多いんですよ。一度鏡やスマホのカメラ機能などで自分の顔を下から覗いてみてください。
赤ちゃんが歯磨きのときに大泣きするのは、歯磨きするぞ!というただならぬ真剣な雰囲気や表情に赤ちゃんが怖がっているのかもしれません。
ちょっと首は痛いですが、横顔を見せる感じでお口を覗き込むとちょっとは怖い顔も軽減される気がします。もちろん笑顔も忘れずに♪
笑顔もバッチリ声も明るく。
さあ気を取り直して歯磨きスタートです。
バイキンさんをバイバイするよ〜と歯をゴシゴシ。
ゴシゴシ・・・。
もしかしたらそのゴシゴシ、赤ちゃんには力が強すぎるかも!?歯磨きの時に大泣きするのはもしかしたら痛いことをされると思い込んだことが原因かもしれません。
磨く圧はおよそ100グラム前後で大丈夫です。といっても100グラム!?ってどのくらい?ってかんじですよね?
一度キッチンにあるはかりに歯ブラシの先をあてて100グラムを計ってみてください。かなり軽い力で大丈夫です。100グラムの力に比べると普段のハブラシに意外と力が入ってませんでしたか?
大体で構いませんのでその感覚を大事にそっと優しくチョコチョコみがいてあげましょう。
9ヶ月の赤ちゃんの歯磨きのやり方とコツ
まだ言い聞かせがうまくいかない時期。どんなに虫歯の怖さや治療の痛さを話したところで赤ちゃんは大人しく歯磨きさせてはくれませんよね。
この時期は歯ブラシを使っての歯磨きに慣れるのが大事な時期。これから歯が生えそろってくると、いよいよ毎食後の歯磨きが虫歯予防のために重要になってきます。赤ちゃんの時期はその歯磨きをする習慣をつけるための導入時期だと思ってください。
赤ちゃんの歯ブラシの選び方
まずは赤ちゃん用の安全な歯ブラシを準備しましょう。ポイントは、持ち手が短めで赤ちゃんのノドに入らないタイプを選ぶことです。
この歯ブラシは汚れを落とすというより、赤ちゃんが歯ブラシに慣れるのを助けてくれるというもので、赤ちゃんが自分で持って使う歯ブラシです。ドラッグストアやネットショップなどで購入できます。
最初はカミカミさせながら歯ブラシをお口の中に入れることに慣れさせてあげましょう。その時にパパやママも自分の歯ブラシで歯を磨きながら、「一緒だねー♪」と歯磨きしているところを毎回見せてあげましょう。真似して歯磨きするようになってきます。
仕上げ磨きは赤ちゃんの小さなお口にあった歯ブラシを用意してください。ブラシのヘッドが小さめの歯ブラシを使うようにしてください。ブラシ部分が大きいと赤ちゃんが歯磨きの時に苦しくて嫌がる原因になってしまいます。
仕上げ磨きのやり方
仕上げ磨きはパパやママのおひざの上でごろんと仰向けで大きくお口をあけてくれるのが理想ですよね。が、実際はそんなにうまくいきません。
うまくいかないときは横抱っこしたまま「歯磨きしようね」と声かけしながら磨いてあげましょう。仕上げ磨きのポイントは歯を一本ずつ磨くこと。一気に終わらせようとすると嫌がるので、少しずつ丁寧に小刻みに歯ブラシを動かしながらコチョコチョ磨きで磨いてあげましょう。ブラシの圧は軽めの100グラムを意識してくださいね。鉛筆を持つように歯ブラシを持つと力の加減がしやすくなりますよ。
赤ちゃんの上唇の裏側と歯茎が繋がっている部分を小帯(しょうたい)と呼ぶんですが、ここを強く引っ張ったり歯ブラシを当てると痛くて嫌がるので、人差し指で守ってあげながら磨いてあげるようにしてください。
どうしても泣いて暴れて歯磨きさせてくれない場合は、無理やり仕上げ磨きをする必要はありません。嫌がるのに無理やり歯ブラシを口の中に入れるときれいに磨けないばかりか本格的に歯磨き嫌いになってしまい、今後虫歯になってしまうリスクが増えてしまいます。できるだけ赤ちゃんの機嫌がいい時に、真似っこでもいいのでパパやママが仕上げ磨きをしてあげて歯磨きの習慣を楽しく覚えさせることが大事です。
仕上げ磨きを楽しくするコツ
我が家では歯磨きするときの歌をひとつ決めて、歯磨きの時は必ずその歌をうたいながら歯磨きしていました。たまに替え歌にして子供の名前を入れたりすると興味を持って大人しく仕上げ磨きさせてくれます。ちなみに我が家での歯磨きソングは「すうじのうた」です。
パペット人形をつかって遊び感覚で一緒に歯磨きごっこをするのも喜びます。まずはお人形のお口をきれいにしてあげて、そのあとにパペットを使って子供の歯を磨いてあげるとスムーズにできたりします。
上手にできたら目一杯ほめてあげましょう!きれいになったね〜。ピカピカだね〜。とパパやママがニコニコだと、赤ちゃんも歯磨きするとなんだか喜んでもらえるということを学習して、今後の本格的な仕上げ磨きの時期に協力的になってくれやすくなります。
赤ちゃんが歯磨きを嫌がらなくなる遊び
泣いて大きく口を開けている間にササっとしてしまう、という手もあるんですが、ここではなるべく赤ちゃんを泣かせずに楽しく仕上げ磨きの習慣がつく方法をお伝えしようと思います。
ひざの上であおむけになる遊びに慣れさせる方法
パパかママのひざの上に赤ちゃんをのせて飛行機をしたり、その流れで仰向けにひざの上にゴロンと寝かせていないいないばあ遊びをしたり、ひざの上に寝転ぶことに抵抗を感じさせないよう遊んであげます。
9ヶ月の赤ちゃんの歯磨きまとめ
離乳食が3回食になり食べカスや虫歯のことが気になりだす9ヶ月の頃。歯ブラシで歯磨きを始めるのにとてもよいタイミングです。
無理やり押さえつけて磨く必要はまだなく、歯磨きの習慣を楽しくつける時期だと考えて歯ブラシに慣れるよう導いてあげてください。赤ちゃん用の安全な歯ブラシを自分で持たせて歯ブラシに慣れさせてあげましょう。その際は歯ブラシで怪我をしないよう必ず赤ちゃんのそばについて見守ってあげてください。
仕上げ磨きもヘッドの小さな専用の歯ブラシを使って一本ずつ優しく磨いてあげるのがポイントです。遊びの延長で歯磨きの習慣をつけるという手もあります。
子どもを虫歯にさせたくないのは親共通の願いですよね。虫歯予防の導入としてぜひお子さんに歯磨きの楽しいイメージをつくってあげてくださいね。